神様のカルテ
辻井伸行さんの初のオリジナルピアノ曲集を弾くのが、私のとっても心が透き通ってくるような時間になっています。
CDが発売され、その楽譜集なのですが、映画「神様のカルテ」の挿入曲 ドラマ「それで、生きていく」の挿入曲などなどが入ってます。綺麗なメロディは自分で弾いていても、なんだか涙がでそうなほどです・・。
神様のカルテの曲は辻井さんが 舞台となった松本市の風の美しさ、透き通った空気を体感されて作曲されたということです。
夏川草介さんの著書「神様のカルテ」は読みました。(映画は見てませんが) ちょうど 一年前、小説のモデルとなった松本の相沢病院に母をPET検査に連れて行きました。それから地元の病院で大きな手術をし、半年であっという間に、逝ってしまいました。死を前にして、母がどれほどの思いに打ちのめされていたか、そして、いたらない娘であったことにずっと苦しんだままです。それでも、美しいメロディを奏でながら、泣きながらでも人はまた、歩きだしていかなくちゃならないことを実感しています。
今はただ「ごめんね」しか言えないけれど
病気と闘いながら伝えたかった思いを考え続けています。
今日も秋色の中、子どもたちとお散歩しました。きれいなすすきの穂がきらきらときれいでしたよ
こんな美しい風景の中でお仕事できるのは私のの宝物です
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