グリムの語り ラプンツェル

2012年10月08日

グリムの語り ラプンツェル

黒姫童話館にて、
グリムを語ってまいりました。
グリム生誕200年ということで
企画された催しです。
この日は
「かえるの王さま」
「ラプンツェル」
「池の中の水の精」
「かしこいグレーテル」
・・・語るためのグリム童話(小峰書店)
この4作品でした。

上のオットウへローテの絵の中にも これらのおはなしの絵がかくれていますね

語りをするようになって、とてもよいのは
自分の中に、おはなしが生きている感覚が味わえることでしょうか

今回、私の担当したのは
「ラプンツェル」
グリムの語り ラプンツェル

やっと子どもをみごもったおかみさんが
裏の庭にはえているラプンツェルをたべたくなり
夫がとってきて食べさせます
それは おそろしい魔女の庭のもの。
おこった魔女が、それと引き換えに
生まれた女の子にラプンツェルと名前を付けて連れて行ってしまいます。
そして、一番美しくなったラプンツェルは
高い高い塔の中に閉じ込められます。
その塔には扉も階段もなく上のほうに小さな窓が一つあるだけ・・・・・

と、続くおはなし。
この魔女は、ちょっとおそろしく感じますが
グリムははじめ
魔女ではなく妖精としていました。
(実際、このお話は、ドイツの昔から語り継がれてきたものをグリム兄弟が、集めたもの
なので、そう語られたのでしょう)
あまりに美しいラプンツェルを 守っていたのかもしれない
そんなことも思ったりしながら

実に3か月はこのラプンツェルにとりついていた私です。

そして、このお話に愛があふれていることがわかり
さらに、好きになり
聞いてほしいなという気持ちもいっぱいになりましたよ

「ラプンツェル ラプンツェル おまえの髪をおろしておくれ」

優しく静かに語ることを心がけました

子どもたちに どんなに伝わったかはわかりませんが
いつか この語りが 心にふとよみがえることがあるかも

グリムや昔ばなしは
とてもさりげなく、何か大切なことを伝えているのかもしれませんね

愛に包まれた 幸せな結末

誰にも そんな幸せを!







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Posted by あこちゃん at 21:59│Comments(0)語り
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