レ・ミゼラブル(ああ無情)

2013年01月12日



お正月に 娘と見てきた「レ・ミゼラブル」
とっても、感動を味わってきました

ミュージカルが映画になりましたが
映画バージョンにしかない歌も入っているとのこと

この物語には強い場面とかあるから
どんなふうに描かれるのだろう・・
ちょっと怖いかなと思ったけれど
それがミュージック・・歌で表現しているので
怖いと思っていたものはなく
かえって 深く沁みてくるのがよかったと思うのです


映画次女は
今まで見た中で一番良かった
5回くらいは 泣けたと 感動しきり・・・


この映画になった物語には 実は 尊い思い出があります

私が小学校4年生の時
もとになっている物語「ああ無情」
担任の先生が 少しずつ 読み聞かせしてくれたのです

次はどうなるんだろうと
その時の感動と どきどき感は、今もよみがえります

寒い冬 丸いストーブを囲んで
クラスみんなが 先生の語る声に 物語に、
一心に耳を傾けていました

その時のことが
私の15年前から続けている読書活動 「おはなしころころ」の原点だともいえます
人に語ってもらうその 楽しさやあたたかさ・・・。
私は本を読むのがどんどん好きになりました



私が人生の中で岐路に立つとき
必ず 本 読書は ・・力になってきました
「ああ無情」もその1冊にまちがいありません。

今も、担任だった 中山先生とは 文通が続いています
感謝があふれてきます
あのころの まごころが 
ちゃんと今まで 一人の人間を支え続けているのです


今、学校で様々な問題が起こっています
苦しい問題も。

子どもたちに  本の力 
その本が紡ぐまごころを
届けていきたいなと また、新たに思う私です
きっと なにかの力になることを信じて



作 ヴィクトル・マリー・ユゴー

19年間投獄をして 心すさんだ主人公ジャン・バルジャンが
教会で 盗んだ銀の食器・・
とらわれたジャンバルジャンに
神父さんは言うのです
 差し上げたものです と。
その時、ジャンバルジャンが誓った 思い。
・・・正直な人として生きてゆこう…・・・

子どものころに 強く沁みて
影響を与えてくれていたな・・・


とにもかくにも 映画もとっても良いものです

晴れ晴れとした 一年の始まりには ピッタリでした

もちろん 原作の物語も、ぜひお読みくださいね









  


Posted by あこちゃん at 19:29Comments(2)映画

二十歳に贈る

2013年01月08日



次女が二十歳 成人式を迎えました

ブックスタートして、20年
二十歳に 贈る1冊は

「子どもたちの遺言」
谷川俊太郎 詩
田淵章三 写真

生まれたばかりの赤ちゃんから成人式を迎えた若者まで、
1年をかけて子どもたちの「今」を撮り下ろした田淵章三さんの写真に、
谷川俊太郎さんが詩を書き下ろした、写真詩集です。

とても、心打つ詩です

本当に
生まれてきてくれて、ありがとう
親にしてくれてありがとう
そんな気持ち あふれてきます

いろんなことを親も子も 振り返ることができるでしょう

うまれたばかりの赤ちゃんに 遺言されるような 危うい時代に私たちは生きている
そう、谷川さんは 結んでおられますが
命を紡ぐ中で
忘れてはならないものがある
そんなことを 感じることもできる1冊です

いつか お母さんになる娘へ
だから、読んでほしい 1冊です











空 ありがとう
今日も私の上にいてくれて
曇っていてもわかるよ
宇宙へと青くひろがっているのが

花 ありがとう
今日も咲いていてくれて
明日は散ってしまうかもしれない
でもにおいも色ももう私の一部

お母さん ありがとう
私を生んでくれて
口に出すのは照れくさいから
一度きりしか言わないけれど

でもだれだろう なんだろう
私に私をくれたのは?
限りない世界に向かって私は呟く
私 ありがとう







二十歳 おめでとう
これまでの 20年間のあれもこれもが
今のあなたに つながっていたのだと思うと
すごく すごく うれしい
しあわせ



  


Posted by あこちゃん at 21:36Comments(0)贈る本

あけましておめでとうございます

2013年01月01日

 2013年 あけましておめでとうございます!!






















お天気の良い元旦となりました

平和だな
世界中がそうであるように・・


今年初めに 開いた絵本は

エルサ・ベスコフさく 「ウッレのスキーのたび」(フェリシモ出版)
6才のお誕生日に、本物のスキーをもらったウッレは、雪がまちどおしくてたまりません。ようやく、クリスマスの2週間前にふりはじめた雪がつもると、ウッレはとてもよろこび、あさごはんもそこそこにひとりで森の大きな広場へとスキーですべっていきました。すると、目の前に、頭の先から足の先まで、キラキラと白く輝くおじいさんが立っていました。




















おじいさんに連れて行ったところは 森の中の冬王さまのお城























お城のお部屋では

スキー靴をねっているお部屋

ちいさな女の子たちが スキー用のミトンをあんでいるお部屋
ウッレは スケートを教えてもらったり
スキーをしたり
雪合戦をしたり楽しい雪の遊びを楽しみます





















ウッレは楽しい冬が終わらないように
ゆきどけばあさんに 雪を解かさないでと頼みます

でも、春の王女様が白い蝶にひかせた 軽やかな車に乗ってやってきます























ウッレは
ちょうどいい時期をおぼえておいてくれさえすれば
雪解けも そんなにわるくないなと おもうのです






















子どもの好奇心や夢見る想いを育む すてきな一冊
いえいえ・・子どもだけではありません

大人にも 好奇心や 夢見る想いが ちゃんとふくらんでくるのですよ

冬を楽しむこの季節には ピッタリな 「ウッレのスキーのたび」

大好きなべスコフの絵本はほかにも ありますが
この世界を ちゃんと楽しんで 大きくなっていってほしいなと
とっても、思うさくひんばかりです

ぜひおうち文庫にて 開いてみてね


1月 2月の開館日は以下の通りです
が、
夕方、私が在宅していれば
貸借OKですので お電話してみてね
ぜひお待ちしております!




















 


本年も、 ゆるり ゆるりですが 
本が つなぐ物を 楽しんでいけたらと思っております!

あっ!それから 伊藤忠記念財団 子どものための読書活動
 「子ども文庫助成」を いただけることになりました

たくさんの応募の中で
こうして おうち文庫にを選んでいただけと事は
本当にうれしいことです

来月に  東北の本屋さんから
100冊の 絵本児童書が 届くようです

この場をお借りして・・本当にありがとうございました

文庫に集うみなさんと
大切に 読み継いでいきたいです

ことらも お楽しみにね
  


Posted by あこちゃん at 12:13Comments(2)絵本